ロシアは一部外国籍者に、健康診断の受診、指紋の採取、写真撮影を義務化

Russia
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2021年12月29日より、一部の外国籍者は、定期的に健診を受け、指紋及び写真の登録(一度限り)を義務付けられる。

本新要件の影響を受ける者、本手続を受ける期間(時間枠)

この新要件は以下の者に適用される。

  • 労働目的でロシアに入国した外国籍者 この範疇には、ユーラシア経済連合諸国出身の高度専門家および国民も含まれる。
  • 労働以外の目的で90暦日以上ロシアに滞在する外国籍者(外国人従業員の家族も含む)。この場合、時間枠は、ロシア入国の日から90暦日である。

ベラルーシ国籍者で6歳以下の子供およびその他のカテゴリーの外国籍者は本新要件の適用外である。

健康診断

健康診断には、麻薬、向精神薬等の乱用薬物検査、HIV検査、ロシア政府が承認した一覧に従い、他者に危険を及ぼす感染症の検査等が含まれる。(こちらこちらをご参照ください)。

健診は、指紋採取および写真撮影前に、ロシアの医療機関で受診しなければならない。

健診手続(方法および場所)および医療文書の有効期間は、別途規定される。

外国人は、前回発行された医療文書の有効期限が切れるとき、新規健診を受けなければならない。

指紋採取と写真撮影

外国人は一度だけ、指紋および写真登録を行う。これは、上記医療文書の受領後になされなければならない。

ロシア国務省は、関連手順を定めるであろう。

本新要件を満たさない外国人は?

外国人が本新要件のいずれかを満たさない場合、当該人物のロシア滞在期間は短縮される。(そのような外国人は国外退去等)滞在許可期間後もロシアに滞在することにより、罰金、ロシア国外退去および以後5年間のロシア入国が禁じられる。

外国人が上記健康診断の一部で陽性と判定された場合、ロシア当局は、滞在が望ましくない、あるいはロシアの入国を禁ずる決定をすることができる。

コメント

会社は、その高度専門家を含む外国人従業員およびその家族に本新要件について情報を伝え、所要手続を完了するよう支援すべきである。

ロシアにおける廃棄物管理における好機に関するさらに詳しい情報については、CMSロシアのいつものご担当にお問い合わせください。

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